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INTERVIEW

社員インタビュー

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技術部 / 本間 貴大

理論と現場の架け橋になるエンジニアを目指して

大学院卒業後、日系電機メーカーに入社し研究開発職に従事。博士号取得のため会社を退職後、大学院に再度入学。大学での研究の傍ら、クールレントに入社し、技術を担当。

本間さんの経歴を教えてください

大学院修士課程修了後、日系電機メーカーの研究所で産業ロボットや自動車部品の研究開発に携わりました。研究をさらに深めるために退職して博士課程へ進学し、大学では最先端のシミュレーション研究に取り組んでいます。その折、大学の先輩から、同じく先輩である栗橋(株式会社ワック代表取締役兼株式会社クールレント取締役 栗橋 寿)が技術メンバーを探しているという話を紹介していただき、クールレントをお手伝いさせていただくことになりました。

クールレントではどのような業務を担当しているのでしょうか

クールレントは大型チラーを中心とした冷凍機器のレンタルを行っていますが、「機器を届けて終わり」ではなく、設置・配管・電源を含むトータルエンジニアリングが不可欠です。技術部として、お客様の求める温度条件や熱負荷から、必要となるチラーの容量や台数を算定したり、実際に現地に赴き、設置スペースと搬入動線、電源設備、配管経路などを確認しながらレイアウトを設計します。冷却水循環用ポンプの選定や電源容量、耐震・架台強度といった各種技術計算も担っています。実際の立ち上げ時には現場に立ち会い、機器の試運転を通じて、問題なく稼働できたことをお客様と共に確かめます。万一トラブルが発生した場合は原因を迅速に究明し、改修策を講じて安定稼働へ導くところまでが私の役割です。このように現場ごとに条件が異なるため、毎回新しい課題に直面します。これらをノウハウとして蓄積し、社内で共有できるようにすることも行っています。

クールレントの仕事の醍醐味を教えてください

第一に現場ごとに課題が異なる点です。どのお客様も設備の歴史が違うので、既設配管は十社十色です。現場で聞き取った条件を即座に組み合わせ、最も適切なレイアウトを導き出していきます。そして、そのプランが社内外の協力を得て想像以上のスピードで具現化し、実際に稼働し始めた瞬間、頭の中の設計図が現実へ結晶化する手応えをダイレクトに味わえます。しかも、冷却が間に合わなければ生産ラインが止まるような時間との勝負の現場もあり、自分の判断が直接お客様の操業を支えているという手応えをダイレクトに感じられます。実際にチラーが稼働し、安堵したお客様が「助かったよ」と笑顔を見せる瞬間こそ、この仕事を続けて良かったと心から思える瞬間です。
もう一つの醍醐味は、チラーを中心に据えることで熱・流体・機械・電気が縦横無尽につながる学びの深さに触れられることです。冷媒サイクルの熱力学から始まり、ポンプの揚程計算から電気系に関する知識まで、扱う領域は実に広範です。大学で勉強したような機械系や電気系などの机上で学んだ理論が目の前で可視化されていく瞬間は、研究者としての探究心とエンジニアとしての現場感覚が同時に満たされる贅沢な時間です。レイアウトを立案した現場で、チラーが実際に稼働した光景を目の当たりにすると、「理論と実装をつなぐ架け橋になれた」と誇らしい気持ちになります。クールレントは、そんな学術と現場の両輪を全力で回せるフィールドを提供してくれる、稀有な職場だと感じています。

クールレントの働く環境や働く人はどのような人たちでしょうか

働く環境で一番気に入っているのは、現場が固定されておらず、毎週のように違う場所へ赴ける点です。研究職だった頃は同じラボにこもるのが当たり前でしたが、様々な工場に赴くため変化に富んだスケジュールとなり刺激的です。お客様の業種も工業系から化学、食品まで幅広く、それぞれの製造プロセスを垣間見るたびに「冷やす」技術の奥行きを再発見できるのが面白いです。
社内の雰囲気は、設立間もない会社らしく活気にあふれています。大手企業のような縦割り構造がなく、営業も技術も、肩書きを超えて助け合う文化が根づいています。メンバーのバックグラウンドも多種多様で、様々な観点に触れることができることは刺激的です。若い会社だからこそ“決めたらすぐ動く”スピード感があり、自分の提案がすぐ現場で形になるというような手応えが、次の挑戦へのエネルギーになっています。

「クールレント大学」というものがあると聞いたのですが何でしょうか

チラーを扱う私たちの仕事は、冷凍機に関する熱力学や流体力学といった理論から、配管や電気系などの実務面に至るまで領域がきわめて広く、しかも現場ごとに直面する課題が違います。そこで私たちは、社内で溜め込んだ知見と現場の経験則を体系的にまとめた教育プラットフォームを整備し、「クールレント大学」の名で運用しています。特徴は二つあります。第一に、座学とケーススタディを一体化したカリキュラムになっている点です。単に理論を学ぶだけでなく、実際に現場で生じた課題解決にどのように使用するのかをケーススタディを通じて学ぶことができるため、知識がそのまま即戦力になります。第二に、リファレンスとしての機能も重視している点です。これらのコンテンツは、いつでも検索・参照できるようにしており、「あのときの講義資料のこの個所がヒントになる」と現場で即座に引き出せます。課題を自力で切り分ける足掛かりを与えることで、メンバー各自が問題解決へ踏み出しやすい仕組みになっています。こうした学習循環があるおかげで、新しく入ったメンバーでも短期間で現場に立ち、既存メンバーと対等に議論できるレベルへ成長できます。

技術ポジションで求める人材像と応募を検討されている方にへメッセージをお願いします

クールレントの現場は、毎回条件が変わるのが当たり前です。想定通りに進まないことが多いため、目の前の事実を整理し、自分で仮説を立てて試せる方を求めています。冷凍機や配管、電気など幅広い知識が必要になりますが、すべてを完璧に知っている必要はありません。分からないことを調べ、先輩に聞き、次の現場で試してみる、その繰り返しを前向きに楽しめる方なら、すぐに力を発揮できます。さらに社内プラットフォームも整えているのでその助けになると思います。入社後は「クールレント大学」の教材で基礎を短期間で学び、先輩と現場に入りながら経験を積んでいきます。わからないことがあれば実機に触れ確認できる環境が整っているので、成長スピードは早いと思います。「机の上の設計だけでなく、実際に設計したレイアウトで機械を動かして結果を確かめたい」「幅広い設備に触れて視野を広げたい」と感じる方には、やりがいの大きいポジションだと思います。興味を持たれた方は、ぜひ一度気軽に話を聞きに来てください。

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